マイホームの夢を叶えたシングルマザーが奮闘した365日★3話

マイホームの夢を叶えたシングルマザーが奮闘した365日★3話

 

 

親が幸せじゃないと、子供を幸せにできない!って…

 

 

 

 

つづき

 

 

 

 

 

私がマイホーム購入を考え始めたのはモラハラ夫と離婚する前からでした。

 

 

モラハラ夫とのマイホーム購入は正直私や子供たちの意見はほとんど通りませんでした。

 

 

そして購入した家も満足できる家ではなかったということです。

 

 

私にも理想のマイホームのイメージがあったように、子供たちにもあったのです。

 

 

モラハラ夫の選んだ家は中古の物件なため、使いずらい部分がたくさんありました。

 

 

子供たちは新築の綺麗なお家に住みたかったようです。

 

 

イメージとまったく違う家に住むことになったのですが、私にはどうしても二階の物音が気になり落ち着かない家だったのです。

 

 

私のマイホーム購入計画は、その経験から自分の理想を作っていたのだと思います。

 

 

それとモラハラ夫に対しての悔しさでした。

 

 

その理由は子供たちが音楽をやっていると、うるさい!とい言い、扉を大きな音をたて閉める音だったり、モラハラ夫からの音楽なんてやったって…という嫌味が一番私の中での悔しさでした。

 

 

ならば私が子供たちの演奏場所を作ろう!と思ったのです。

 

 

子供たちが一生懸命やっていることをバカにすることが私は許せませんでした。

 

 

またその音楽をやらせているのは私がそう洗脳させているからだ!と言っていたことも私の中では納得いかないことのひとつでした。

 

 

そもそも、モラハラ夫が音楽を理解できないのか、したくないのかわかりませんが、それすらを邪魔することが私には理解できずにいました。

 

 

そうやって嫌味を言いながらモラハラ夫は、音楽をやっているプロの知り合いなどの演奏会なども連れて行ってくれましたが、やはり興味のないモラハラ夫は演奏中誰かとずっと話をしてちゃんと聞くことはなかったのです。

 

 

プロの演奏家の方が子供たちに話をしてくれて、私にまでアドバイスをしてくれました。

 

 

あの子は本気で音楽をやろうとしているから、ちゃんとした先生をつけた方がいい!と現役のプロの方を紹介していただき、娘はその先生のお世話になる事になりました。

 

 

それはもちろんモラハラ夫が紹介してくれたおかげではありましたが、子供に嫌味を言うことは変わりませんでした。

 

 

そして俺のおかげだろ!と言うモラハラ夫でしたが、音楽に対して理解不能なのは変わりませんでした。

 

 

結局私が好きな音楽を子供たちがやっていることがおもしろくなかったのだと思います。

 

 

自分の思い通りにならない子供たちに嫌味を言い子供たちにそれを辞めさせることがモラハラ夫のたくらみだったのかもしれません。

 

 

私は自分がモラハラ夫によって色々我慢をしてきたように子供たちにはそうしてほしくないという思いから、音楽が思いっきりできる環境を作ってあげよう!という思いがマイホーム購入を考えるきっかけでした。

 

 

 

 

私も子供たちの音楽が好きだったので、ずっと聞いていたかったからでした。

 

 

田舎のような自然がいっぱいの場所で、近隣を気にせず演奏ができる場所…勝手なイメージを私は作っていました。

 

 

グランドピアノが置ける家を私は手に入れたい!と思ったのです。

 

 

子供たちは小さな頃からピアノをやっていました。

 

 

次男はお姉ちゃんに教えてもらい、ピアノを弾いていました。

 

 

小さな手でピアノを弾く次男と一生懸命練習する娘を見ていてグランドピアノも買ってあげたかったのです。

 

 

そんなイメージをしながら、私はこれからの現実を考え正社員という選択をしたのでした。

 

 

42歳。まだ離婚はしてなかった頃、パートの少ない収入では家など買えないと思い正社員という道を選びました。