43才で離婚し45才でマイホーム建てることができました!
なぜ私はマイホームを建てようと思ったのか?
借金を45才から背負うなんて…と思う方もいるかもしれませんね。
もちろん反対していた人もいました。
お金貸してくれるとこあるの?
この歳から借金背負うの?
払っていけるの?
資金はあるの?頭金は?
でも、すごいね偉いね、と褒めてくれる人もいました。
女1人で買うんだ!すごいね!
勇気あるね。
極めつけは、再婚するの?←1人で買うと思われなかった(笑)
家を買うことは、必要か必要ではないかと賛否両論かもしれません。
家賃をずっと払っていても、自分のものにはならないから…
不動産は買っても価値が下がることもあるから負債でしかないとか…
どちらも間違ってないと思うのです。
でも私はシングルマザーなので、シングルマザーとしての価値観でお話させてもらいますね。
どんなことでも、必要か必要でないかということはあると思います。
たとえば保険は必要という人と必要ないよという人と、車は必要という人と必要ないという人。
実際、保険はお金を持っている方は必要ないものだと私は思っています。
だって大変な病気になったとしても、お金を持っている人は治療するお金を払うことができるからです。
私のようにシングルマザーで今の生活にいっぱいいっぱいだと、もし大変な病気になったときは十分な治療ができないかも…という不安があります。
だからこそ保険にはしっかり入り高額な治療費を保険でまかなう必要があると私は思っています。
家も同じように、自由に好きな場所に行き、好きな所に住み、タクシーや電車で行きたいところにいくのは時間とお金があればできることですが、私は時間もお金もないため自由なところに住めません。
私はシングルマザーなので、私だけの収入で生活していかなければなりません。
自分が稼げる収入で子供3人を養っていかなければいけません。
余裕があるのかと言われれば、ハッキリ言ってありません。
住むところのお金を払い、食べるためのお金を払うことでいっぱいなのです。
多少の貯蓄ができるだけです。
そう考えると、賃貸は死ぬまで払っていかなければいけません。
死ぬまで払うとは、仕事ができなくなる老後になっても払わないといけないということですよね。
多少の貯蓄だけでは、仕事ができなくなった老後に家賃を払えなくなると思ったからです。
お金がないからこそ、仕事ができなくなった老後もずっと住める家を持ちたかったのです。
退職金は一体いくらなのか?ちゃんともらえるのか?年金はどこまで減るのだろうか…
正直そんな不安ばかりで、老後に賃貸料が払えるとは思えませんでした。
そんな私はお金がないから家を買いました。
また、もう一つの理由は…
私はモラハラ夫とマイホームを購入し10年ほど家族5人で住んでいました。
中古の二世帯住宅に家族5人で住んでいました。
間取りは、4LLDDKK?というのでしょうか?4部屋とLDKが2つで、とっても広い家でした。
でもとっても住みにくい家でもありました。
そして、なにかがいる!
姿は見えないが、なにかがいるんです。
しかも男性(汗)
声もするんです。
もしかしたら、モラハラ夫の生霊だったかもしれません(汗)
それは私にしか感じないことだったかもしれないので、この話はいつかしますね(笑)
モラハラ夫と購入した夢のマイホームは、私にとってすべてが納得いかないものでした。
現地を初めて見に行った時からいい感じはしなかったのです。
正直これは私の直感でしかありませんが…私は直感を大事にしています。
そして中古物件だから作りが古いし、リフォームはしてありましたがものすごいセンスの悪い壁紙で、なぜか大きな花柄(汗)に暗いリビングに狭い洗面所…
とにかく私は全てが不満だらけでしたが、モラハラ夫だけが満足していました。
離婚を決めた時、モラハラ夫とお金の話はしましたが、“この家は俺の家だ!”と言うので、はいはい!そうですか!じゃあ1人で住んでください…と私は家を出ました。
でも考えてみたらマイホームを購入するとき私だって協力しました。
やりくりしてたのは私です。
私は悔しかったのです。
家を出てアパートに引っ越した時、私は子どもたちに言っていました。
このアパートは2年後更新だから、その前にまた引っ越そうね!って。
それまでに、ママは家を買います!そう言っていました。
だから、狭いけど、もう少し我慢してね、、、って。
そして、もうひとつ私には理想と夢があったのです。
子どもたちは音楽が好きで3人とも楽器をやっています。長女と長男はピアノもやっています。長女はそのまま音大へ行きました。
そうです子どもたちが家で音楽ができる環境を作りたかったのです。
私の理想は…
森の中のような所で音を気にしなくていい環境でグランドピアノをかこって音楽を楽しんでいる子どもたちの姿でした。
子どもたちの演奏を聞きながら本を読んでいる自分の姿をイメージしていました。
実際娘は音大生ですので、ピアノが必要でした。
でも引っ越したアパートにはピアノを運ぶ事はできませんでした。アパートですからね…
家を出てから娘はピアノの練習にモラハラ夫の家に行くしかありませんでした。
そのうち面倒になり、娘はモラハラ夫の家に戻ることにしました。
でも娘はみるみる痩せていってしまいました。
モラハラ夫の攻撃が私がいなくなったことで娘に向かってしまったのです。
そのうちモラハラ夫の彼女という女を紹介されるようになり、娘は精神的に病み始めてしまいました。
娘の安全を考え私のアパートへ連れて来ることになりましたが、アパートにはピアノはありませんし楽器は不可ということでした。
長女は大学のレッスン室で夜遅くまで練習して帰る毎日でした。
私も夜遅く仕事で疲れた体をたたき起こし、駅まで迎えに行く毎日でした。
家にピアノがあれば…電子ピアノでもいいから…
でもそんな余裕はありませんでしたし、それ以前にアパートだから不可能でした。
気づけば、あと数か月後、私45才になってしまう…と思った時、中古でもいいからという思いで、とっさに体が動いていました。
そこから不動産屋めぐりの始まりでした。
私はほとんどお金がない状態でした。
正社員にはなったものの給料は安くそれだけでは生活できず、休みの日は美容室でパートしギリギリの生活をしていました。
また学校の教材などイレギュラーな出費があった時などは生活費が足りず親に借りたりもしました。
本当に苦しかった時は、運転免許の更新のお金も払えず会社の上司にお金を貸りたこともありました。
それほど苦しい生活をしながらも私は自分で家を買うんだ!と言っていました。
どうしてそう思えて言えてたのかも不思議です(汗)
最初は価格の安い中古マンションでもいいや!という思いでいました。
それも無理ならあきらめようと思いました。
無理なら神様が買わないほうがいいと言っているのだろうと…という思いで不動産屋へ行きました。
ざっくり計算してもらったところ、残念ながら私の収入で借りられる金額はマイホームを購入できる金額ではありませんでした。
やっぱり…仕方ない…とあきらめました。
でも数日後、不動産屋さんから連絡があり他にも方法があるかもというので足を運びました。
色々細かなことを聞かれましたが…そこはまた詳しくお話しますね。
そして、なんと!
このくらいなら、新築を建てることできますよ!
え?
ホントに?
私はルンルンで家へ帰り、子どもたちに報告しました。
子どもたちは、マジで?すごいじゃん!
とても喜んでくれました。
正直45才から借金を背負い、この先私はローンを払っていけるのか、何かあった時の家の修繕は自己負担、子どもだってすぐ自立して出ていくことでしょう。
マイホームなんてメリットあるかな?正直たくさん迷いました。
手狭な賃貸に一生家賃を払っていくか、理想の家の借金を背負っていくか…
迷いましたが、私の出した答えは…
私の両親は健在ですが、両親は離婚してから私が子どもの頃から住んでいた家を売ってしまったため私には実家というものがありません。
母に会いに行っても、母の家には泊まれるほどのスペースはありません。
実家でゆっくりするということができないのです。
本当なら子ども達を連れて実家に泊まったりしたかったなぁ…と今はそう思うのです。
モラハラ夫から、何度も逃げたいと思いました。
実家があれば逃げていたかもしれませんが、逃げる場所はありませんでした。
子ども達が結婚し、もし夫婦喧嘩でもしたときなどに帰れる家があった方がいいだろうなぁ…
そして…今現在の長女のためにグランドピアノが置ける家、近所を気にせず演奏ができる家が必要だなって思いました。
また私の母が働けなくなった時、一緒に暮らせる家がやっぱり欲しかったのです。
母は私の話を何でも否定せず聞いてくれます。
何があっても私の味方でいてくれるそんな母が私は大好きなので、母の面倒は私が見ようと思っています。
それが私の答えでした。
そして家を建てた今、念願のグランドピアノも買いました!!!
一銭もない状態でも私はずっと家を買う!といっていましたが言ってみるものです(笑)
もちろん、これから支払いはありますが…(汗)
小さなお家ですが老後私が住むには十分なお家です。
これは私だからできたことではなく、誰でもできることです。
それは強い思いと言霊だと私は思っています。
一度きりの人生です。
今現在が一番若いということを忘れずに、動いてみるとなにかのチャンスを得られるものです。
まずは言霊にしてみてください。
夢を叶えるひとつの方法だと私は確信しています。