実話です。
彼女には夫と子供がいます。
彼も妻子持ち。
同窓会がきっかけでした。
彼女は彼に夢中でした。
ただ彼は、仕事も忙しく、連絡がとれないこともありました。
連絡が取れないと不安で、もう私病気だ…なんて言って携帯ばかりを見て溜息をついていました。
彼は、彼女をどう思っていたのか?
9年目のある夜、彼女は彼に会いたくて、彼の会社事務所へ行きました。
誰もいない事務所で2人きりでいたとき、入口からコンコンとノックの音がしました。
そして、彼は入口の鍵を開けました。
そこにいたのは、彼女の夫でした。
夫は中に入り、彼女に何をしているんだ!と言いました。
夫にどういうことかと聞かれ、彼女は言いました。
私が一緒にいたいのは、彼だから!と泣きながら夫に言いました。
夫は彼にあらためて話がしたいと言い残し、彼女を連れて家に帰りました。
夫は彼に慰謝料請求しました。
そして、彼はというと、家族には言わないでほしいと夫にお願いしました。
彼女は彼に連絡できなくなってしまい、毎晩泣いていました。
こっそり家を抜けて、彼に会いに行きましたが、夫はまた彼女を見つけるのです。
なぜ夫は彼女の行き先がわかったのか?
それは、ドライブレコーダーでした。
メーカーの盗難防止の装置がついていて、どこに車があるのかがわかるようになっていたようでした。
彼女は私に毎晩泣きながら電話をかけてきて、どうすればいいのかわからないと言っていました。
私は、落ち着いて!と、とにかく家に帰るように言い、旦那さんには何を言われても仕方ないよ、でもあなたはどうしたいの?と聞くと、娘はまだ子供だから、娘のために離婚はしないと言いました。
なら、もう仕方ないよ、旦那さんと話し合って、旦那さんが受け入れてくれるなら、一緒にいないとね。と言いました。
そして、旦那さんも同じように、子供のために俺は離婚しない、そして、彼女をとても大切に思っていると言ってくれたようです。
とてもできた旦那様で羨ましかったです。
彼女も、夫のことをとても信頼していました。
結局、夫婦の信頼関係はとても深かったのです。
裏切られても、お互い守るものは同じだったからです。
それから彼女は、彼の情報を夫や弁護士から聞いていました。
弁護士の話から、疑問が何点があったようです。
そして、そのうち、周りの友達からも彼のことを聞くことになるのです。
そう、いつも彼と一緒に行っていたラブホテルに彼の車があるのです。
その証拠写真も友達が送ってくれました。
しかも、そのお相手の女性の動画も…
どう見ても、50代…彼女より年上のように見えました。
彼は彼女の他にも数人の女性と関係があったようです。
彼女は一気に彼への気持ちが冷めました。
今彼女は家族と仲良く暮らしています。
彼も、奥さんと子供と何もなかったように過ごしているようです。
9年間、あんなに愛した彼のことを、今は嫌いになってしまった彼女に、今もまだ彼の情報がたくさん入ってくるようです。
それにしても、彼女の旦那様は本当に寛大な人だなぁと思うのです。
旦那さんは、奥さんを本当に愛しているのです。
これが本当に愛されてるってことなのかな…