あなたは、モラハラが出す大きな物音にビクビクしながら過ごしていませんか?
圧力を掛けられるような物音によって、なにか自分がいけないことをしてしまったのか?
掃除がちゃんとできていなかったかな?など、自分ができていなかったことを探し、自分のせいにしていませんか?
あなたがビクビクしていることは、DVと同じ行為にあたり普通のことではありません。
このような状況に悩んでいるあなたに、自分をどのように守っていけばいいかを、私の経験をもとに気持ちを少しでも楽になる方法をお話していきます。
仕事から帰ってきて、リビングの扉を大きな音をたてるように強く閉め、機嫌悪そうにダイニングテーブルに座り、メシ!とっ一言。
そして、テレビをつけ爆音にし、音が大きいよと言うと、『はぁ?』と眉間にシワをよせ目を細め不機嫌な顔で聞こえないといった表情をし、そのまま爆音でテレビを見る。
その映像は、サイコパスな映画でとてもグロテスクな内容のものでした。
子どもがいるのにおかまいなしです。
そんな映画を見ながらご飯を食べるのです。
私にはその神経が理解できませんでした。
モラハラ(モラルハラスメント)は、言葉や行動で他人を精神的に傷つける行為です。
大きな物音を立てることも、その一環として行われることがあります。
モラハラ行為は、他者に対する支配を目的とすることが多いです。
大きな物音を立てることで、力や権威を誇らしげに示し、家族に対する優位性を見せようとします。
このような行動は、恐怖を通じて他者をコントロールしやすくするための手段なのです。
内面的な不満やストレスが高まると、物理的な行動に変わることがあります。
特に、感情の表現が苦手なモラハラ夫は、無意識に物音を立てることで発散しようとすることがあります。
大きな音を立てることで、一時的に感情的な解放を感じています。
これは短期的にはスッキリするかもしれませんが、周囲には恐怖や不安を与える結果になります。
それらを、カタルシス効果といいます。
大きな物音は、家族に対するおどしとして機能します。
この行動により、相手が従順になることを期待していることが多いです。
恐怖を感じることで、相手は反発することをためらい、モラハラ夫の要求に従いやすくなります。
自身の自尊心が低いため、他者を脅かすことで一時的に自分の存在意義を確認しようとします。
家族を恐れさせることで、自己価値感を得ようとしています。
知らず知らずのうちに、周囲の反応を通じて自己肯定感を得ようとしています。
恐怖によって自分に従わせることで、相手の反応から自己満足を得ようとします。
それらの行為によって承認欲求を満たしているのです。
感情や意見を言葉で表現するスキルがないため、音や物理的な行動によって自分の感情を示そうとします。
この結果、物音をたてる表現が暴力的になってしまうことがあります。
表現力の手段が欠如しているのです。
もしかすると、彼自身が過去に同じような行動を見て育った可能性があります。
暴力や威圧が通常のコミュニケーションの一部と認識している場合があり、自然とその行動を過去の学習のように真似てしまうこともあります。
家庭環境や職場のストレスが彼の行動に影響を与えることもあるかもしれません。
経済的な問題や人間関係のトラブルが影響し、ストレスフルな環境から感情的に不安定になり、音や物理的な表現が増えることがあります。
毎日、大きな物音にビクビクしながら過ごすことは、非常にストレスフルです。
心臓がドキドキし、常に緊張状態にあるため、心身ともに疲弊してしまいます。
このような状況が続くと、自己肯定感が低下し、うつ状態に陥ることもあります。
そうならないための方法は以下になります。
恐怖を抱え込まないよう、自分自身が今なにができるかを確認してみてください。。
まず、自分自身を守ることが最優先です。
信頼できる人に相談する
友人や家族、カウンセラーに話を聞いてもらいましょう。
話すことで気持ちが軽くなり、解決策が見えてくることもあります。
証拠を集める
モラハラの証拠を集めることは、後々の法的手続きをする場合に役立つことがあります。
やれることはやっておいた方がいいです。
録音やメモを取るなどして、具体的な証拠を残しておきましょう。
避難場所を確保する
もしもの時に備えて、避難場所を確保しておくことが重要です。
友人や家族の家、シェルターなど、安全な場所を見つけておきましょう。
市役所などに相談し、情報を仕入れておくことも重要です。
自己啓発
新しいスキルを学ぶことで、自信をつけましょう。
オンラインコースや趣味を通じて、自己成長を促進できます。
今までやりたかったけどできなかったことをやることで、新しい仕事を見つけられるきっかけになることもあります。
健康管理
定期的な運動やバランスの取れた食事を心がけ、心身の健康を保ちましょう。
ストレスを軽減するために、リラクゼーション法やマインドフルネス瞑想を取り入れることも効果的です。
モラハラから逃れるためには、新しい自分の居場所を見つけることが大切です。
サポートグループに参加する
同じような経験を持つ人々とつながり、共有の場を持つことで、孤独感を軽減し、精神的なサポートを受けることができます。
趣味や興味を追求する
自分の好きなことを見つけ、それに没頭することで、ポジティブな気持ちを持ち続けることができます。
たとえば、アート、スポーツ、読書など、新しい趣味を始めることも効果的です。
もし子どもがいる場合、彼らの安全と精神的な健康も考慮することが重要です。
子どもと話をする
彼らにとってモラハラの影響は大きいです。
状況を理解しやすい言葉で説明し、安心感を与えることが大切です。
安全な環境を提供する
子どもが安心して過ごせる場所を確保しましょう。
必要に応じて、専門家のサポートを受けることも考慮してください。
モラハラから逃れ、新しい生活を始めるためには、長期的な計画を立てることが必要です。
経済的な自立
自立のために必要なスキルを身につけ、安定した収入を得ることが大切です。
再就職や転職を考え、経済的な基盤を築きましょう。
住まいの確保
安全で安心できる住まいを見つけることが重要です。
引っ越しの際には、必要な家電や家具をリストアップし、計画的に準備を進めましょう。
法的手段の活用
必要な場合、法的なサポートを受けることで、自分の権利を守ることができます。
弁護士やカウンセラーに相談し、適切な手続きを進めてください。
自己成長と心のケアは、モラハラから立ち直るために不可欠です。
カウンセリングやセラピー
専門家のサポートを受けることで、感情を整理し、新しいスタートを切る準備を整えましょう。
自己啓発と教育
新しいスキルや知識を学ぶことで、自信を持ち、自立への道を進むことができます。
毎日の大きな物音にビクビクする生活は、心身ともに大きな負担になります。
しかし、自分自身を守り、強くなるための対策で、少しずつ状況を改善することができます。
もし、あなたやご家族が危険を感じる場合は、専門家の助けを求めることを強くお勧めします。
安全な環境を確保するための対策は何よりも大切です。
あなたは一人ではありません。
支援を求め、前向きに進んでください。