モラハラ離婚で得られた子供達の苦しみと幸せ

 

 

離婚をしたら、子供が可哀想。

 

 

子供には罪はない。

 

 

など、離婚の相談を親や友達にすると、
避難の声が多く聞こえます。

 

 

もちろん、子供には、何の罪もありませんし、
親の離婚で苦労する事もあります。

 

 

でも、あなたのお子様はどうですか?
モラハラ夫と仲良くやっていますか?

 

 

無邪気さ満載のまだ小学生のお子様なら、
パパ大好き!と言っているかもしれませんね。

 

 

しかし、中学生などになり、自我を持ち始めると、
モラハラ夫は子供をしつけと言いながら、
子供の人格を否定していきます。

 

 

本当に恐ろしい事です。

 

子供は、モラハラ夫に認めてもらえない、
聞いてもらえない事で、拒絶反応として、
部屋に引きこもります。

 

 

我が家も長男がそうでした。

 

家族で外食しようと言っても、
モラハラ夫が行くなら行かないと言って
来ませんでした。

 

 

そして、死んだように、ずっと寝ているのです。

 

 

何をしていても、嫌味や文句しか言わない
モラハラ夫とは一緒にいたくなかったのだと思います。

 

 

そのうち、塾にも行かなくなってしまいました。

 

 

今思うと、何をしても、嫌味しかいわれないことで、
認めてもらえないあきらめから、
なんの欲求もなくなってしまったのだと思います。

 

 

そして、モラハラ夫が帰ってくるまでの時間は、
リビングでのんびりしながら、
ごはんを私と子供たちと一緒に食べるものの、

 

 

帰って来た車の音が聞こえた瞬間、
長女と長男は残りのごはんをかきこみ、
自分の部屋へ行ってしまうのです。

 

 

小学生だった次男だけ、
ゆっくりごはんを食べていました。

 

 

そんな生活が何年か続きました。

 

 

そいこうしているうちに、
長女と長男は高校生になり、
次男は小学4年生でした。

 

 

そのうち、モラハラ夫は、
長男に手をあげるようになりました。

 

 

長男と、見ていた長女に話を聞くと、
子供達も、その理不尽さにあきれていました。

 

 

そして、私も、モラハラ夫からの暴言で
精神的に追い詰められ、
子供達と、家を出る計画を立て始めました。

 

 

まずは、お金の事です。

 

 

ママが働いて、足りなければ、
俺がバイトするから、早く出よう!

 

 

長男はすぐにでも出たいようでした。

 

 

私の仕事は、研修期間があり、
それが終わるまで、ちょっとまって!
と、長女と長男を落ち着かせる期間が
半年ほどかかりました。

 

 

その間に、私と、子供達は、荷物を少なくし、
すぐにでも家を出れるようにしていました。

 

 

子供がこんなにも嫌がっているとは思いませんでした。

 

 

そして、モラハラ夫が仕事から帰って来ない
夕飯時には、ずっとモラハラ夫の悪口大会でした。

 

 

人として終わってる、とまで言っていました。
本当に嫌い。と…

 

 

そこまで子供に嫌われるお父さんて、
一体なんなんでしょうね。

 

 

完全にモラハラという事を
特に長男は訴えていました。

 

 

頭がおかしい…と。

 

 

子供達が後押ししてくれる離婚でした。
私は、とても心強かったです。

 

 

我が家の子供達は、モラハラ夫によって
大人になったように思います。

 

 

今になって、子供達は、
モラハラという生き物に対しての
対処法をわかっている様子です。

 

 

長男は、一瞬もモラハラ夫には会いたくないと言います。

 

 

たぶん、怖いのだと思います。
また自分に蓋をされてしまう事が…。

 

 

家をでてから、長男や長女は、本当に変わりました。

 

 

狭いアパートくらしでしたが、
毎晩のように、長男とは話をしました。

 

 

そして、過去の記憶はないというのです。
中学生くらいまでの記憶が無いと…

 

 

どういう事かと言うと、
とにかく嫌だった事しか覚えていないと…
それすらも曖昧だと言うのです。

 

 

人というのは、嫌な事を忘れる事ができるようです。
記憶を消してしまう事ができるようなのです。

 

 

それだけ、追い込まれていたのか、
忘れてしまいたい事ばかりだったのだと思います。

 

 

時が経つにつれ、急に記憶がよみがえってくる事があったようで…

 

 

今急におもいだしたんだけど…
あの時こんな事があったんだよ、
とか、私が知らなかった事を話すようになりました。

 

 

それだけ子供達のことを追い詰めてしまった事に、
私は子供達に申し訳ない事をしたと、
自分自信をせめたこともありました。

 

 

私も、休みなく働いている事を、
子供達は理解してくれていて、

 

 

買い物行って、ごはんを作ってくれたり、
洗濯もしてくれます。

 

 

お小遣いが欲しいとも私には一切言いません。

 

 

全てバイト代でまかなっています。

 

 

パソコンもバイト代を貯め、
自分で購入していました。

 

 

モニターやゲームも全て自分で買っています。

 

 

長男や長女は自分のバイト代で、
中学生の次男を食事へ連れてってくれたり、

 

 

ゲーム機をあげたり、
私にお金の負担を少なくしてくれています。

 

 

そんな子供達3人を見ていると、
私は本当に幸せを感じます。

 

 

この離婚は間違えてなかった、
と私は確信しています。

 

 

そして今、子供達は、真っ直ぐ前を、向いて歩んでいます。

 

 

それは、今まで苦しんできた事をバネに、
しっかり地に足をつけ歩んでいます。