片親の子供が可哀想は偏見です。夫婦仲の悪い状態でも家族でいることが子供にとって幸せ?

先日、モラハラにマネハラ、そして夫の借金に浮気に悩まされていると相談がありました。

 

 

もう、多くの離婚原因の全てをしている夫なのに、まだ家族で居たいというのです。

 

 

それは子供のためだと言うのです。

 

 

そして、本人は夫に対しての怒りのみで、意地で一緒にいるようにも感じました。

 

 

嫁としての意地なのでしょう。

 

 

気持ちはとてもわかります。

 

 

でも、家計は借金だらけで、浮気もされ、そしてモラハラにDVにも近いようなことまでされ、それでも子供のために、自分が我慢すればいいと思っている彼女は、もう、精神状態が普通ではなくなっているようにも感じました。

 

 

渦中にいると、自分がわからなくなっていきます。

 

 

私も何が正しくて何がいけないのかさえわからなくなっていましたから、とてもよくわかります。

 

 

でも、毎日ケンカしている姿を見ている子供達は、感じているのです。

 

 

また、ケンカして夫と話をしていなくても、子供達はその雰囲気を感じとります。

 

 

パパとママ、今ケンカしているんだ…てね。
子供は気づいているのです。

 

 

それによって、毎日不機嫌な親と一緒にいる子供達は幸せでしょうか?

 

 

また、憎しみや怒りを持った状態で、怖い顔をしている親といる子供達は幸せでしょうか?

 

 

でも、よく考えてみると…

 

 

離婚という事に対する、マイナスのイメージってありますよね?

 

 

世間的に、よその子供を見て、ん?ちょっとこの子大丈夫?とか、この子可哀想…なんて思ってしまう子って、たまにいませんか?

 

 

聞くと、やっぱり片親だからね…なんてことをママ友たちの間で話しているのをよく聞きます。

 

 

でも、それは片親だからではなく、片親になるまでの間、夫婦仲が悪い中、子供は何かしら、子供が心配しなくてもいいことを考えたり感じたり、またはおびえていたからだと思うのです。

 

 

片親になるまでの間が、そういう環境だったからなのだと私は思うのです。

 

 

結果、離婚し片親になったのであって、決して片親だからではないという事です。

 

 

私の息子も、離婚後、学校へ行かず、何度も学校に呼び出されました。

 

 

先生は、お母さんひとりだから…面倒見きれないんだな…なんて思っているのだろうな、と感じましたが、

 

 

実際は、離婚までの間、モラハラ夫が大嫌いで、一番悩んでいたのは息子でした。

 

 

長い年月を我慢してきた結果、離婚後、息子は気持ちは楽になったけど、体が言うことをきかないようでした。

 

 

学校へ行かないとか、精神的に病んでるとか、片親の子供達は何かしらあるのは、離婚までの間の夫婦間の問題での環境のせいなのです。

 

 

仮に、仮面夫婦の場合も同じです。

 

 

お互い干渉し合わない夫婦間の子供も、言葉が悪いかもしれませんが、やはり変わっています。

 

 

コミュニケーションができなかったり、人に興味を持たないなど、色々な形ででてきたりします。

 

 

夫婦喧嘩をすると、やはり、愚痴がでますよね。
または、喧嘩をしてなくても、夫や妻の事を馬鹿にしているような形で、いつも文句しかいわない人がいますが、子供は親の話を聞いています。

 

 

いつも夫の悪口しか聞いていない子供はどうなってしまうかは、言うまでもないです。

 

 

夫婦は、お互い尊敬し合っていないと夫婦として成り立たないのはもちろん、子供もまともな大人にならないのです。

 

 

話は戻りますが…

 

 

夫に対して、憎しみと怒りだけでの育児で、どうなるかはお分かりいただけたと思います。

 

 

離婚したら、私は子育てと仕事で大変なことになるのに、夫はひとりになり自由になって、好きな女の所に行き幸せになることが許せない!と…

 

 

だから、慰謝料と養育費をもらって、苦しめたい!と思ってしまいます。

 

 

とてもわかります。私もそう思っていました。

 

 

でも、離婚した私は、今思うと、その時間は本当に無駄だったなと感じています。

 

 

もちろん、憎しみや怒りはとてもとてもわかります。

 

 

私も、子供達に愚痴っていましたからね…今思うと、やはり聞きたくないような表情をしていた気がします。

 

 

本当に申し訳なさでいっぱいです。とても反省しています。

 

 

でもね、憎しみや怒りがある間は、まともな判断ができないのです。

 

 

少し気持ちを落ち着かせて、その怒りのエネルギーを、自分の自立のためのものにシフトして使った方がいいということです。

 

 

夫婦仲が悪くて、不機嫌でギスギスしながら家族でいるより、片親でお金が少なくても、ニコニコしながら子供達といた方が子供にとっても幸せなのです。

 

 

学校へ行かなかった息子も、ギリギリで高校卒業しました。

 

 

そして、同級生と1年遅れましたが、今は大学生です。料理に興味があるようで、最近では、私が仕事から帰ると、ご飯やスイーツまで作ってくれています。

 

 

本当に助かっています。そして私は、ありがとう^ ^といつも言っています。

 

 

今、私は、子供たちがニコニコしていることだけが幸せです。それをとても実感しています。