夫婦2人の子供なのだから、離婚しても子供の養育費は払うのは当然でしょう。
私が子供を育てるのだから、養育費をもらって当然!
養育費を払ってくれないのなら、調停するしかない!
そういった考えの方が多くいるように感じますが、あなたは、今どうお考えでしょうか?
私は、その考えは間違っていると思っています。
離婚の理由は置いといて、離婚後、自分が困りたくないとか、そんなに仕事したくないとか、そう考えていませんか?
少しでも養育費をもらって、そこそこの仕事で大丈夫とか、そこまで稼げないからとあきらめ、養育費をしっかりもらいたいと思っているのではないですか?
ハッキリ言わせていただきますね。
これで、私を嫌いになっても仕方がないと思っています。
でも私は、あなたが間違えた考えを持ちながら進むことを止めたい一心で、ハッキリと言いたいのです。
だって、不幸になってほしくないからです。
人は、どうしても楽な方を選んでしまいます。
大変を選びたくないですもんね。
でもね、相手からお金をとろうというエネルギーは、良いエネルギーではありません。
それは憎しみや恨みからのエネルギーだからです。
離婚して、旦那は一人になれば余裕ある暮らしができるでしょう。
そして、あなたは、子育てと家事のことを考えると、自分が思うような仕事をすることは難しくなると考えるでしょう。
あなたは時間や責任のことなどを考え、社員ではなくパートを選ぶかもしれません。
パートをできる時間を計算し、稼げる金額もざっくり出てきます。
ああ、この金額では子供を養うことは無理だ…
そう考えてしまうのではないでしょうか?
だから、養育費をもらうことは当然という考えになるのです。
結局、それは自分が楽をしたいからそういう考えになります。
でも、自分は資格もないし、できる仕事が限られている…高い時給の仕事につくことは無理だろう…
休みなく働くなんて考えられない…
肉体労働は嫌だし…
今から資格をとるために勉強するのも時間かかるし…
やりたかった仕事はあるけど、年齢的にどうかな…
若い子にコキ使われるのは嫌だな…
あなたは、たくさんのできない理由をさがしていませんか?
その理由をさがせばさがすほど、怒りが込み上げてきます。
その怒りとは、一人になった旦那様のことを考えてしまうのです。
旦那は今まで通りの仕事をして、今まで家族で使っていた給料を一人で使えるのだから、楽になるじゃないか!
ずるい!!
と、思うのではありませんか?
そう思うのも仕方ありません。
実際そうですからね。
そして、その怒りのエネルギーで調停という選択をすることでしょう。
そして、今までの恨み辛みを調停員に話し、相手が合意するまで何ヶ月も時間をかけるのです。
相手が合意しない場合は裁判になるでしょう。
公正証書を弁護士にかいてもらい、相手に叩きつけ、相手も仕方なく合意するかもしれません。
ここまでで時間もお金もかかります。
そこまでして、月数万円のお金を得たいですか?
養育費は、相手の収入で決まります。
相手の生活も守らないといけないので、こちらが月10万は必要だ!と言ったところで、普通の会社員の方が、月10万も払える方はほぼいないでしょう。
2〜3万が妥当でしょうね。
その月2〜3万のために、その時間とお金を奪われるのは、私はもったいないと感じるのです。
正直その間、一生懸命働いた方が、2〜3万以上稼げると思うのです。
怒りを感じている方は、その2〜3万稼ぐ時間を休みたいと思っているのです。
子供との時間が欲しい…
休まないと体がもたない…
などという理由でね。
そして、子供が成人した頃、養育費はストップします。
あなたは50歳を過ぎ、子供は自立していきます。
そして、ずっとパートしかしてこなかったことで、将来の老後が気になります。
パートだから、月の給料はほとんど変わらず、退職金などないからです。
お金は残っておらず、パートをしなければ生活ができません。
体はだんだん悲鳴をあげてきます。
この生活をいつまでやっていかないといけないのか…
70歳までできるのか?
70歳でも仕事をしないといけないのか?
今の仕事は70歳過ぎてもできるのか?
年金は基礎年金のみで、月5万ももらえません。
もし、あなたがここまで考えていたなら、すごく優秀な方です。
そこまで考えているなら、あなたは調停や裁判などは考えていないでしょうね。
だって、人の時間はみんな平等にあるのです。
その時間の使い方はあなたの考え方で変わります。
将来、老後、そこまで考えることができる人は、時間を自分のためにつかうことをするでしょう。
これを読んで納得してくれたあなたは、とても話しの分かる方です。
そして、人生の勝ち組です。
学歴あってお勉強ができる人が頭の良い人ではありません。
良い人生を送れる人、またはそれを考えることができる人が頭の良い人です。
怒りで目先のお金のためにつかうエネルギーが、役に立つか立たないか、頭の良いあなたは分かるのではないでしょうか。