“ごめんごめん!俺が悪かった!ヨシヨシ!”
モラハラ夫のひどい言動に、私は怒りと悲しみと悔しさで、
いつも涙を流していました。
そのほとんどが、悔しいさの涙でした。
モラハラ夫は、心が子供です。
くだらないいたずらが大好きです。
そして気分屋です。
私や子供が、やめて!ということを、しつこくやってきます。
怒りが込み上げるほどしつこくやってきます。
反撃すると、もっとやってきます。
そして、怒りが頂点へいき、悔しさのあまり涙がでてきます。
このくだらない行動が本当に苦痛でした。
あるときは、タイキック!
またあるときは、お風呂中の冷水、
またまたあるときは、寝ている時の鼻にコショウ。
本当にくだらない、子供のいたずらのようなことをやってきます。
人を怒らせ、泣かす。
そして、大爆笑していました。
その顔をみているだけで怒りと悔しさで、余計に涙が出ました。
なんで人を泣かして大笑いしているのか、本当にわからないのです。
そして、大爆笑後、
“ごめんごめん、俺が悪かった、ヨシヨシ“
と頭をぽんぽんとしてくるのです。
これはモラハラ夫の軽いいたずらでしょう。
しかし、私たちにとっては、トラウマです。
こんな感情は滅多にないものだと思います。
そして一番厄介なのが、無視、大きな物音、
揚げ足をとる、人をけなす、バカにする、否定するということです。
そして、人が頑張っていることを否定し、バカにしてきます。。
またある時は、無視。そして、意味のわからない大きな物音。
私何かしたかなぁ…
掃除できてないところあったかなぁ…
ごはんが気に入らなかったかなぁ…
こどもがおもちゃを散らかしてるからかなぁ…
そんなことをいつもいつも気にしていました。
なぜ機嫌が悪いのかわからないのです。
そして、
“メシこれしかないの?“
あぁ、やっぱり手抜き料理に怒ってるんだ…
と、思うのです。
そして、もう1品作りますが、
“もういい”
はぁ…
毎日本当に疲れます。
そして、とにかく文句を言いたいモラハラ夫は、
子供が頑張っている部活や、私が頑張って作るネットショップのことなど、
自分がわからないことや、興味がないことに対し、文句や否定。
そこまで言われると、こちらも腹がたつので、無視やそっけない態度をします。
すると、
“なんだその態度は!”
“誰のおかげでそれができているとおもってんだ!あ?”
と、いきなりキレれてきます。
そして、グダグダとまた文句を言ってくるのです。
そう、誰のおかげって、それはそうですよ!
あなたが’稼いできたお金があるから、私たちは生活できているんです。
でも私は、私が悪かったなぁ。
やりたいことやらせてもらってるのから、夫に感謝しないといけない…と
そして、悔しさで、涙が出るのです。
すると、
“ごめんごめん、頑張ってるんだな、いいじゃん、やりたいことやれよ!”
急に優しい言葉を言って、頭をヨシヨシとするのです。
そう言われると、やっぱりいい人なんだ。
私たちのために…と思ってしまいます。
ひどいことを言われるのですが、
その度に、反省し、そうだな、私がいけなかったな…と
結局は自分がいけないと思うようになっていました。
それの繰り返しでした…
これは、モラハラをする人のテクニックなのですね。
餌をあげないと、死んでしまうか、または逃げられてしまうから、
急にやさしくなるのです。
モラハラ夫は、外ではとても社交的で、とても親切な人です。
誰からも、いい人と言われます。
でも、その欲求は、ただ自分をよく見せたいだけなのです。
結婚して、子供もいて、幸せな家庭を築けていいなぁ、と世間から思われていたい。
または、子供のために一生懸命稼いで、いい学校行かせてすごいなぁ!と思われたい!
モラハラ夫は、そう世間から羨ましがられたい欲求をもっています。
だから、私はよくこう言われました。
“○○さんの奥さんは、料理がすごい上手なんだよ、でも、お前は…”
“○○の嫁は、すごい気の利く人で、できた人なんだよ、お前もさぁ…”
そう言われると、
確かに手抜き料理作ってるなぁ…
気が利かないのかも…ちゃんとしなきゃ…
と反省していました。
そうです。
こうやって嫌味を言われ蝕まれていくのです。
私はできてないなぁ…って。
モラハラ夫にそうやってコントロールされていくのです。
そして、思考が壊れていきます。
でも、突然優しくなり、プレゼントをくれたりします。
あぁ、やっぱり、この人はいい人なんだぁ。
と思うのです。
釣った魚に餌をあげない…
子供が大きな魚を釣ってきて、みんなに“すごいなぁ!”と言われて優越感に浸っています。
でも、子供は、釣った魚には興味がないのです。
だから、餌をあげません。
餌を与えないと魚は死にそうになります。
死んでしまったら、みんなに“すごい!”って言ってもらえなくなります。
だから、死にそうになると餌を与えるのです。
私はこの魚でした…
要するに、モラハラ夫は、人からすごい人!いい人!と結局は世間体です。
自分のために、私たちを動かしているのです。
お前のために言ってるんだ!
お前が恥かかないように言ってあげてるんだ!
いやいや、全部自分のためでしょうが!
と、今は思うのです。
人からすごいと思われたい!
人からいいなぁと思われたい!
人からいい人と言われたい!
それを求めて、人を支配していくのが、モラハラをする人の正体なんです。